PreSonus Studio OneDTM の使い方メモ

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Q.ヘッドホン出力からライン入力に接続して良いか

よくある接続だと、テレビのヘッドホン出力から、アンプのライン入力につないで良いものでしょうか?

最近のテレビはライン出力がありません、3.5mmのステレオのヘッドホン出力しかないですよね。
かといって、テレビのスピーカーがあまりにもショボすぎます。そのため、アンプと外部のスピーカーに接続しちゃいます。よね?
まぁ、テレビだしいいかって使ってしまってるんですが、実際はどうなんでしょう?

A.別に良いけど音質やSNの問題でベストではないよ


ヘッドホン出力しかないデバイスもあるので、そういう場合はベストではないにしても接続しても、音は出るしダメではない。

ヘッドホン出力はヘッドホンやイヤホンなど、電気で駆動するユニットを振動させるため、電流が必要で、電流優先の設計になっています。

一方、ライン入出力は電圧の品質を優先する必要があるため電流をほとんど必要とせず、そもそも考え方が異なります。

 

-- 設計上の大事なこと インピーダンス 電圧 項目の名称
ヘッドホン 電流優先 パワー! 出力:一般的に数Ω~数十Ω程度
(低インピーダンスの機器の接続を想定)
通常、0.1V~1V程度のRMS電圧
(ライン入力には不足の可能性)
5文字(促音、濁音を一つづつ含む)
ライン 電圧の品質優先
(電流は最小限)
入力:一般的に10kΩ~100kΩ以上
0.775V~2V RMS

 

参考程度:オーディオインターフェイス
の出力電圧のページ参照

3文字

それに起因してどういう傾向が発生するか

音量が小さくなりSNが悪くなり、低音や高音の再現性が低下する

で、結論はどうなの?

個人的にはテレビ見るくらいなら問題ないし、気になるんだったら他の方法を考えればいいよね。
でも、テレビのスピーカーってテレビ自体がデカくて高くても予算しょぼい(作ってるやつから聞いた)から、せめてライン出力つけてほしいよね。でも上記のように設計思想が違うから回路が別になって、また予算削減なんだろうな。みんな音にこだわってないからなぁ。ブツブツ


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